今年で第76回を迎える、古都奈良の・秋の風物詩ともいえる正倉院展が始まりました(11月11日まで)。
正倉院宝物は、奈良時代にこの国を治めた聖武天皇のご遺愛品を中心とした、天平文化の粋を伝える貴重な宝物群です。これらはかつて東大寺の重要な資材を保管する倉であった正倉院正倉に納められ、勅封などの厳重な管理のもとに今日まで守り伝えられてきました。
今年は聖武天皇の御即位1300年にあたる記念の年ですが、今年の展示も調度品や服飾品、仏具、文書といった、正倉院宝物の多彩な世界を堪能できる展示品で埋め尽くされています。なかでも、「紫地鳳形錦御軾」(錦張りの肘おき)は、聖武天皇がお使いになった品として別格の意義をもつ至宝です。また、色ガラス製の装身具や、正倉院では唯一の七宝装飾を施した鏡など、色とりどりのガラスの宝物が、私たちの目を楽しませてくれます。さらに今年は、宮内庁正倉院事務所が監修した宝物の再現模造も多数展示され、正倉院宝物をより深く楽しみ親しむことのできる内容となっています。ぜひとも、ゆっくりと鑑賞しお楽しみいただける内容だと思います。
今年で第76回を迎える、古都奈良の・秋の風物詩ともいえる正倉院展が始まりました(11月11日まで)。
正倉院宝物は、奈良時代にこの国を治めた聖武天皇のご遺愛品を中心とした、天平文化の粋を伝える貴重な宝物群です。これらはかつて東大寺の重要な資材を保管する倉であった正倉院正倉に納められ、勅封などの厳重な管理のもとに今日まで守り伝えられてきました。
今年は聖武天皇の御即位1300年にあたる記念の年ですが、今年の展示も調度品や服飾品、仏具、文書といった、正倉院宝物の多彩な世界を堪能できる展示品で埋め尽くされています。なかでも、「紫地鳳形錦御軾」(錦張りの肘おき)は、聖武天皇がお使いになった品として別格の意義をもつ至宝です。また、色ガラス製の装身具や、正倉院では唯一の七宝装飾を施した鏡など、色とりどりのガラスの宝物が、私たちの目を楽しませてくれます。さらに今年は、宮内庁正倉院事務所が監修した宝物の再現模造も多数展示され、正倉院宝物をより深く楽しみ親しむことのできる内容となっています。ぜひとも、ゆっくりと鑑賞しお楽しみいただける内容だと思います。
今年2024年(令和6年)は、聖武天皇が平城京で即位してちょうど1300年に当たります。そして、今年2月、奇しくも奈良文化財研究所の発掘調査で聖武天皇の大嘗祭に関わる木簡が出土しました。
10月22日(火)より12月8日(日)、奈良文化財研究所・平城京跡資料館では「聖武天皇が即位したとき。」が開催されています。
奈良国立博物館においても、10月26日(土)~11月11日(月)「第76回 正倉院展」が開催されますが、それに合わせて、できるだけ多くの方々に出土した木簡をご覧いただきたいと、奈良国立博物館なら仏像館において同時に特別陳列「聖武天皇の大嘗祭木簡」が10月22日(火)~11月11日(月)に開催されます。これまで古代に移籍から出土した木簡を見たことない方も、聖武天皇の大嘗祭に関連する木簡群を、聖武天皇ゆかりの「正倉院展」とともにぜひこの機会に観覧してみてください。
奈良市では、2024年7月20日(土)~8月31日(土)の期間、奈良市東部地域のさとやまで、奈良さとやまSUMMERキャンペーン『夏休みの宿題大作戦』を実施します。
奈良市東部地域は、奈良公園から東に車で20分~30分の距離に位置し、7つの地区(田原、柳生、大柳生、東里、狭川、月ケ瀬、都祁)からなります。自然豊かな標高200~600メートルのなだらかな山地状の地形が広がる大和高原の北部ののどかな里山で、木工体験や収穫体験、観察体験など、里山を体感できる体験メニューがあります。
小学生時代、楽しい夏休みも過ぎ去る頃、自由研究や工作の宿題ができておらず苦労をしたなどの経験はないでしょうか。
本キャンペーンでは奈良市近隣などの小学学生をターゲットに、夏休みの宿題として多く出される自由研究、工作、絵日記に生かせる様々な体験が用意されています。