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生田神社杉盛づくりで迎春準備

 

 新たな年を迎えるにあたって生田神社楼門前に、杉の枝約2,000本を使用して、高さ約3.5mの大きな杉飾りが、神職、巫女等によって奉製されました。

 

 生田神社は元々の鎮座地、生田川上流の砂山(いさごやま)の社殿を取り囲んでいた松の木が、雨によって倒れ込み社殿が倒壊したという伝承から、松が忌み事となって杉が現在使用されています「生田神社誌」。

そのため境内には1本の松の木もなく、新年を迎える門松の代わりに杉盛りを飾られています。

 

 杉盛の上部には地域が栄えるように榊の枝と五穀豊穣を祈る5束のススキの穂が飾られ、楼門に向かって12枚の紙垂をつけた12本の注連縄が結ばれます。