春日大社の冬の大祭「春日若宮おん祭」。平安時代の保延2年(1136)、時の関白・藤原忠通が天下泰平、五穀豊穣、万民和楽の祈って、大和一国をあげて執行されたのが始まりとされていて、今年で889回目を迎えます。
由緒と歴史ある「春日若宮おん祭」。国の重要無形民俗文化財に指定され、日本の伝統文化や風俗を今に伝えるものです。
奈良国立博物館では、この伝統ある春日若宮おん祭の時期に合わせて、絵画や文献史料、芸能資料と通して春日若宮おん祭の歴史と祭礼など全貌を紹介するこの特別陳列を例年行っています。本展は、春日若宮おん祭の春日信仰の歴史を紹介するとともに、装束や史料を通しておん祭を紹介しています。
出陳数:43件(うち国宝5件、重要文化財5件)
開催概要
会 期:令和6年(2024)12月7日(土)~令和7年(2025)1月13日(月・祝)
会 場:奈良国立博物館 東新館
休館日:毎週月曜日、12月28日(土)~1月1日(水)
※ただし1月13日(月・祝)は開館
開館時間:午前9時30分~午後5時
※春日若宮おん祭お渡り式の日〔12月17日〕は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
観覧料金:一般 700円
大学生 350円
※高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方、障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名を含む)は観覧無料。
※春日若宮おん祭お渡り式の日〔12月17日〕はすべての方が観覧無料。
※高校生以下および18歳未満の方と一緒に観覧される場合、子ども1名につき、同伴者2名まで一般100円引き、大学生50円引き。
※この観覧料金で、特別陳列「東大寺伝来の伎楽面―春日人万呂と基永師―」(なら仏像館 ~12月22日〈日〉)、特集展示「新たに修理された文化財」(西新館 12月17日〈火〉~1月13日〈月・祝〉)、名品展「珠玉の仏教美術」(西新館)・「珠玉の仏たち」(なら仏像館)・「中国古代青銅器」(青銅器館)をあわせてご覧いただけます。
公開講座
◉「はじまった頃の春日若宮おん祭をたどる」
■日時:令和7年(2025)1月11日(土)午後1時30分~午後3時(午後1時開場)
■講師 : 千鳥 祐兼 氏(春日大社権祢宜)
■会場:奈良国立博物館 講堂
■定員:180名(事前申込制)
■料金:聴講無料(展覧会観覧券等の提示は不要です)
■申込方法:当館ウェブサイト「講座・催し物」→「公開講座」申込フォームより必要事項をご入力の上、お申し込みください(WEB申込のみとなります)。
■受付期間:12月2日(月)午前10時~12月16日(月)午後5時
参加証の送付
申込者全員へ12月20日(金)までにメールにて抽選結果をお送りします。当選メールが参加証となりますので、メールの画面、または印刷したものを当日必ずご提示ください。
ご注意
※お1人様1つメールアドレスをご用意の上、ご応募ください。
※応募はお1人様1回でお願いいたします。
※参加証で展覧会場に入場することはできません。
※当選者にキャンセルが発生した場合、繰り上げ当選連絡を行います。繰り上げ当選者にのみ、講座の3日前までにご連絡いたします。当選結果についてのお問い合わせはご遠慮ください。
主 催:奈良国立博物館、春日大社、仏教美術協会
特別支援:DMG森精機