神戸どうぶつ王国では、11月29日(金)からキンカジュー2頭の展示が、夜行性動物のエリア「モモンガの夜~夜の動物たちの世界」で始まりました。
キンカジューは、中南米の熱帯林に生息する夜行性の動物で、ほとんどの時間を樹上で過ごします。手で物をつかんだりするその姿からサルの仲間と思われがちですが、実はアライグマの仲間です。特徴的な長い尻尾は、枝からぶら下がるときに利用するだけでなく、バランスを取るために使ったりします。また、足を後ろ向きにすることができるため、枝の上や幹を上下左右どの方向にも容易に移動できるという特徴もあり、一度はその様子を見てみたくなる衝動にかられる、なんともミステリアスな動物です。ミツバチの巣を襲うことから「ハニーベア」と呼ばれることもあるキンカジューに会いに行きませんか!
〇キンカジュー
英名:Kinkajou
学名:Potos flavus
分類:食肉目アライグマ科
食性:果実、木の実、昆虫、花の蜜
分布:メキシコ南部~ブラジルの熱帯雨林
手で物をつかんだり、樹上で枝に尾を巻き付けてぶら下がったり霊長類のような行動をするがアライグマの仲間である。果実や昆虫など様々なものを食べる雑食性で、柔らかくて長い舌は、好物の蜂蜜や花の蜜を舐めとることに適している。夜間、数頭の群れを作って活動し、昼間は樹洞などで眠る。