パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館。豊かなモダンアート・コレクションを誇る3館のコラボレーションが実演。
大阪中之島美術館は、2025年2月に開館3周年を迎えます。これを祝して、開館3周年記念特別展として開催される本展では、大阪中之島美術館が誇るモディリアーニ、ローランサン、マグリット、バスキア、佐伯祐三、倉俣史朗などコレクションを代表する数々が、開館記念展以来、一堂に展示室に揃います。
これらの作品が、ヨーロッパと日本の第一級の美術館、パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館のコレクションとの豪華競演を果たします。
本展では、3館のコレクションから共通点のある作品でトリオ(3点1組)をつくり、構成するという、これまでにないユニークな展示により、コレクションの新たな魅力を浮かび上がらせます。主題やモチーフ、色や形、作品が生まれた背景など、自由な発想で組まれた34組のトリオを、7つの章でご紹介。思いがけない作品の組み合わせによる新鮮な化学反応をお楽しみいただき、お気に入りの作品を見つけてください。
[コレクションのはじまり] #初期メンバー #座る人
(左)佐伯祐三《郵便配達夫》1928年 山本發次郎コレクション 大阪中之島美術館
(中央)ロベール・ドローネ《鏡台の前の裸婦(読書する女性)》1915年 パリ市立近代美術館
(右)安井曽太郎《金芙》1934年 東京国立近代美術館
[空想の庭] #メルヘンガーデンズ #植物好き
(左)辻永《椿と仔山羊》1916年 東京国立近代美術館
(中央)ラウル・デュフィ《家と庭》1915年 パリ市立近代美術館
(右)アンドレ・ボーシャン《果物棚》1950年 大阪中之島美術館
[現実と非現実のあわい] #名作へのオマージュ #ヒトなのかヒトでないのか
(左)ヴィクトル・ブローネル《ベレル通り2番地2の出会い》1946年 パリ市立近代美術館
(中央)ルネ・マグリット《レディ・メイドの花束》1957年 大阪中之島美術館
(右)有元利夫《室内楽》1980年 東京国立近代美術館
[モデルたちのパワー] ※お決まりのポーズ ※私たちくつろいでます
(左)アメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》 1917年 大阪中之島美術館
(中央)萬鉄五郎《裸体美人》(重要文化財) 1912年 東京国立近代美術館
(右)アンリ・マティス《椅子にもたれるオダリスク》1928年 パリ市立近代美術館
[こどもの肖像]
(左)原勝四郎《少女像》1937年 大阪中之島美術館
(中央)岸田劉生《麗子肖像(麗子五歳之像)》1918年 東京国立近代美術館
(右)藤田嗣治(レオナール・フジタ)《少女》1917年 パリ市立近代美術館
[美の女神たち]
(左)マリー・ローランサン《プインセス達》1928年 大阪中之島美術館
(中央)藤田嗣治(レオナール・フジタ)《五人の裸婦》1923年 東京国立近代美術館
(右)ジャン・メッツァンジェ《青い鳥》1912‐1913年 パリ市立近代美術館
[人物とコンポジション]
(左)小倉遊亀《浴女 その一》1938年 東京国立近代美術館
(中央)マリア・ブランシャール《果物籠を持った女性》1922年頃 パリ市立近代美術館
(右)岡本更園《西鶴のお夏》1916年 大阪中之島美術館
[色彩の生命]
(左)セルジュ・ポリアコフ⦅抽象のコンポジション⦆1968年 パリ市立近代美術館
(中央)辰野登恵子⦅UNTITLED 95-9⦆1995年 東京国立近代美術館
(右)マーク・ロスコ⦅ボトル・グリーンと深い赤⦆1958年 大阪中之島美術館
[色彩とリズム]
菅野聖子《フーリエ変換(プロコフィエフ束の間の幻影)》1978年 大阪中之島美術館
[日常生活とアート]
(左)冨井大裕《roll (27 paper foldings) #15 》2009年 東京国立近代美術館
(中央)ジャン=リュック・ムレーヌ《For birds》2012年 パリ市立近代美術館
(右)倉俣史朗《Miss Blanche》デザイン 1988年/製作 1989年 大阪中之島美術館
[カタストロフと美]
(上)グザヴィエ・ヴェイヤン パリ市立近代美術館(左から)
《Figure (図)》2020年 インク、紙 46.0×33.5㎝
《A Pebble in the Water(水の中の小石)》2020年 インク、紙 33.5×46.0㎝
《Parllament(群れ)》2020年 インク、紙 33.5×46.0㎝
《Cascade(カスケード)》2020年 インク、紙 46.0×33.5㎝
(下左)畠山直哉《「津波の木」より 2019年10月6日 岩当て顕陸前高田市》2019年 発色現像方式印画 108.0×126.6㎝ 東京国立近代美術館
(下右)佐藤雅晴《エレジーシリーズ(桜)》2011年 アニメーション、シングルチャンネル・HDヴィデオ、カラー、サイレント ループ 大阪中之島美術館
【開催概要】
展覧会名:開館3周年記念特別展 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
展覧会公式サイト:https://art.nikkei.com/trio/
会 期:2024年9月14日(土)~12月8日(日)
会 場:大阪中之島美術館 4階展示室
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休 館 日:月曜日(ただし9/16、23、10/14、11/4は開館、翌火曜日休館)
観覧料(税込):一般 2,100円(1,900円)
高大生 1,500円(1,300円) ( )は団体料金
◎期間中、一部作品は展示替えがあります。
前期:9月14日ー10月27日
後期:10月29日ー12月8日
主 催:大阪中之島美術館、東京国立近代美術館、日本経済新聞社、テレビ大阪
特別協力:パリ市立近代美術館、パリミュゼ
協 賛:SOMPOホールディングス、ダイキン工業、三井住友銀行、三井不動産、ライブアートブックス
協 力:日本航空
お問合せ:℡:06-4301-7285 (大阪市総合コールセンター)
受付時間/8:00~21:00(年中無休)
〒530‐0005 大阪市北区中之島4‐3‐1 https://nakka-art.jp