華道家元池坊が主催する、全国136チームが高校華道日本一を競う、日本最大の高校華道コンクール「Ikenobo花の甲子園2024」の近畿大会が、7月27日(月)、京都市の池坊短期大学 アートフォーラムで開催されました。
この大会「「華道家元池坊」が生け花を学ぶ高校生たちの活躍の場をつくろうと毎年開催していて、今年で16回目。近畿地区(三重県、滋賀県、京都府)の高等学校の華道を学ぶ11チームが作品を披露し、勝ち上がった1チームが、11月17日(日)に京都・華道家元池坊で行われる「全国大会」に出場します。
大会では、生徒たちが事前に選び持ち込んだ草花と、その場で課題として初めて発表されたひまわりなど15種類を華を使い、30分の制限時間内に1チーム3人がそれぞれ作品を仕上げます。
今回のテーマは「わたしの今」で、生徒たちは草花の組み合わせや表現のしかたを話し合いながら、自分たちの感性で、基本の中にも個性的な作品を作り上げました。
審査の結果、滋賀県の比叡山高等学校(小野絢菜さん、甲斐万結さん、八田京子さん)が優勝し、全国大会への出場を決めました。
作品は、支えてくれた家族や、人生の糧となってきたものを、ひまわりやカーネーションなどの多様な花を使って表現したり、アレカヤシを大きくしならせることで、成長した自分を表したりしたり、今まであまり練習しなかった枝物を挑戦したりしたそうです。
比叡山高校2年生の八田京子さんは、「中学生から友達である3人だからこそできる互いにくみ取った花を、全国大会では3人の仲の良さを生かして協力して作品を作りたい」と話していました。