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大阪天満宮・鉾流神事

 

大阪天満宮の創始は天暦3年(949)。その2年後の店暦年(951)に社頭の浜で神鉾を流す神鉾神事が始まったと伝えられています。神鉾が漂着した下流の地にその年限りの御旅所を設け、年に一度、天神様に渡御していただいていました。その際、地元民や崇敬者がこぞって船を仕立てて奉迎したのが天神祭の始まりとされています。

現在は7月24日、宵宮の朝、白木の神鉾を持った神童や供奉者ら約300人の行列が大阪天満宮を出発し、旧若松浜にある祭場へ向かいます。ここで「水無月の祓」という神事に引き続き、堂島川へ漕ぎ出した斎舟から、地元の西天満小学校から選ばれた「神童」が神鉾を流し、御神慮を伺うとともに、水害、疫病の悪霊退散を祈願します。この鉾流し神事で天神祭が始まり、翌25日は本宮祭が執り行われ、催太鼓を先頭に陸渡御が、そして夕暮れとともに大川にて船渡御がにぎやかに催行されます。

 

画像は2023年度のものです
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画像は2023年度のものです
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