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嵯峨嵐山かちょうえん(嵯峨嵐山文華館)開催中

 

2024年夏、嵯峨嵐山文華館が「かちょうえん(花鳥園)」に変身!?

 

 花鳥園と言えば、まるで自然の中のような屋内で、放たれた鳥と自由に触れ合うことができる場所として知られています。幅広い世代の方々に親しまれている花鳥園ですが、実は「花鳥風月」など、日本の伝統的な価値観を意識して作られていることをご存じでしょうか。

 「花鳥風月」とは美しい自然の風景や風流なことを意味する言葉です。その「美」に対する思いを踏まえて、開園したのが「花鳥園」でした。一方、画家たちも古くから美しいものを絵画として表現しようと試み、花や鳥を主な題材とする「花鳥画」を描いてきました。

 本展は、共に日本の美意識を大切にする「美術館」と「花鳥園」の融合を目指した展覧会です。江戸時代から明治時代にかけて活躍した画家たちが描く、様々な鳥や美しい植物を紹介します。鳳凰などの絵画でしか見ることができない想像上の鳥も必見です。絵画を見ながら鳥の鳴き声、生態、花の意味など子どもから大人まで楽しく学ぶことの出来る、夏休みにぴったりの企画展です。

 

岸連山《花鳥図屏風》 19世紀
岸連山《花鳥図屏風》 19世紀
(左)今尾景年「余物百種図」 明治40年(1907)(右)源琦 18世紀 
(左)今尾景年「余物百種図」 明治40年(1907)(右)源琦 18世紀 
(左)速水御舟「飛鴨図」 昭和9年(1934) (中央)円山応挙「黄蜀葵鵞鳥小禽図」 安永2年(1773) (右)円山応挙「雪中南天鴨図」 寛政5年(1793)
(左)速水御舟「飛鴨図」 昭和9年(1934) (中央)円山応挙「黄蜀葵鵞鳥小禽図」 安永2年(1773) (右)円山応挙「雪中南天鴨図」 寛政5年(1793)
会場の様子
会場の様子
山本梅逸「花鳥図」 安政2年(1855)
山本梅逸「花鳥図」 安政2年(1855)
今尾景年「牡丹唐山雀図・巻丹錦鶏図・胡枝花渡鴈図・寒菊飛鴨図」 明治3年(1870)
今尾景年「牡丹唐山雀図・巻丹錦鶏図・胡枝花渡鴈図・寒菊飛鴨図」 明治3年(1870)
金島佳華「鶺鴒」昭和35年(1960)
金島佳華「鶺鴒」昭和35年(1960)
福井江亭「老松鷲図」 昭和9年(1934)
福井江亭「老松鷲図」 昭和9年(1934)

池上秀畝「黒光司」 20世紀
池上秀畝「黒光司」 20世紀
望月玉渓「鳳凰図屏風」 昭和3年(1928)
望月玉渓「鳳凰図屏風」 昭和3年(1928)

 

展覧会概要

 

■企画展名 嵯峨嵐山かちょうえん

■会  期 2024年7月13日(土)~10月1日(火)

      前期:7月13日(土)~8月26日(月)

      後期:8月28日(水)~10月1日(火)

■開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)

■休  館 8月27日(火)、9月10日(火)、9月26日(火)

■主  催 嵯峨嵐山文華館

■後  援 京都府、京都市、京都市教育委員会、京都商工会議所

■アクセス 〒616‐8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11

      JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩14分

      阪急嵐山線「嵐山駅」下車徒歩13分

      嵐電(京福電鉄)「嵐山駅」下車徒歩5分

■料  金 一般・大学生 1,000(900)円  高校生 600(500)円  小・中学生 400(350)円

      ※( )内は20名以上の団体料金

      ※障がい者と介添人1名まで各600(500)円

      ※幼児無料

      ※8月31日までは小学生無料

〈福田美術館両館共通券〉

     一般・大学生:2,300円/高校生:1,300円/小中学生:750円/障がい者と介添人1名まで:各1,300円